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医療コラム- 第27回 “医療従事者の労働環境” -

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長妻昭厚生労働相は8月30日、東京都内の病院を視察後、記者団の質問に答え、「特殊な労働環境」にある医療従事者の労働基準法での取り扱いについて、厚生労働省の医政局と労働基準局で協議を行っていることを明らかにした。長妻厚労相は、「(医療従事者を)今のところ例外扱いすることを直ちに考えているわけではない」とする一方、「実際に働く環境や状況が通常の業務とは異なる点があるということも否めない」と指摘。

「非常に特殊な、精神にかかわる緊迫した状況で、いつどういう患者が運ばれてくるのか想定できない特殊な労働環境と、労働基準法とをどう解釈していくかも考えなければいけない」と述べた。
長妻厚労相は同日、山井和則厚労政務官と共に、救急医療の実態を把握するため帝京大医学部附属病院(東京都板橋区)を視察。ERや救急外来などを視察したほか、森田茂穂病院長らと懇談した。

(8月31日キャリア・ブレイン)

■コラム

医療現場における労働環境の特殊性は医師不足の問題にも大いに関連しています。医療崩壊などと呼ばれる地域の自治体病院の勤務医の方々も目の前に運ばれてくる患者さんを救うべく、宿直なども続けてやらざるを得ない状況に陥っています。その過酷な勤務状態を続ける中で正確な診断をすることができないレベルまでに肉体的、精神的に追い込まれて、退職せざるを得ないという状況に陥ってしまうのです。

医師の使命感に甘え、具体的な労働環境の改善が進まない中で、医師不足という利用者側からの問題だけが声高に叫ばれてきました。長妻厚労相はどのような解決のアプローチを図るのでしょうか。医師といえども人間です。医師のQOLが少しでも改善されることを期待せずにはいられません。

コラムニスト 黒木 拓生

医院をはじめとする50件以上の起業支援に携わる。起業のみならず再建のための活動 に取り組み、組織力を活かすための実践的な人事コンサルティングには定評がある。また地方自治体の経済活性化や医療過疎問題の解決に関する提案実績も有しており、京都府北部地域の商工会との連携事業にも積極的に参画。

カテゴリ:医療コラム

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